11月に入って寒くなってきました。
私も寒くなると思い出す物件があります。
写真の兼六園花見橋です。
材料の木材は青森ひばと言う天然木です。
この青森ひばは独特の木で、青森県でしか育たない不思議な木
なのですが、昔に北前船で青森ひばの苗木を石川県の能登に植え
たら育った!って言うのが石川県の県木の能登ヒバです。
昔の青森県の殿様は青森ひばを勝手に切ると打ち首にしたそうです。
先人の方達が大事にしてきた青森ひばですが、価格がすごく高い!
弊社は決まった予算の中で材料と削り加工と一部特赦加工をする
ことになりました。
青森のメーカーの社長に事情を話したら「兼六園の物件なら出来る
だけ協力します。」と言ってもらい一安心!
2月にお客様と一緒に青森のメーカーに材料検品に行きました。
当時は寝台電車(日本海)で約9時間位掛かる所を2月の天候の悪い
時期だったので、15時間位掛かったと思います。
2月の青森県は寒いを通り越して痛かったです。
その中で材料検品をしてお客様から良い材料だと言って頂いて、また
一安心!
3月に青森から材料が入荷で、兼六園の方の材料検品です。
材料全部合格で、感謝感激です!
その後、弊社加工センターで加工をして納材しました。
その時は取り替え出たらどうしようとか、悩んだりしましたが、不思議
と時間が過ぎると良い経験したって思える様になりました。
今日は私の大嫌いなデスクワークしてたので、気分転換に昔の思い出
話しでした。
専務取締役 田島