金沢木材販売事情(その7:下請け会)

昨日は、某工務店様の下請け会の総会兼新年会に泊りがけで出席しました。今はその帰りです。下請け会というのは、その

工務店様のもとで、家を建てるのに必要な材料を収めたり、作業を行ったりする様々な業者さんの集まりです。今回は、18社の

様々な業種の方が参加しましたが、30社以上の業者さんからなる下請け会も多くあります。

逆にいうと、一軒の家を建てるのにそれ位の数の種々の専門業者が必要になるということです。私どもは木材屋ですので、材

料の担当です。土台・柱・桁などの構造材、筋交・間柱・屋根垂木等の羽柄材、裏板・貫・天井垂木・胴縁などの下地材を収め

ます。物件によっては内部の造作材やフローリング・羽目板などの仕上げ材も手掛けます。

木材屋が、家の建て方に参入するのは、他の業者さんよりも比較的早いタイミングとなります。まず、基礎屋さんが基礎をつく

ると、次いで、私どもが土台を現場に持っていきます。大工さんが基礎の上に土台をセットし、足場屋さんが周囲に足場を組み

立て、いよいよ建て方が始まります。それに間に合うように時期をみて、我々は他の部材を現場に運び込んでおきます。最近は

プレカット(予め工場で部材の仕口を加工しておく)が主流ですので、建て始めると1日で大まかな躯体は完成します。後は仕事

の進捗状況に応じて、下地材や仕上げ材をちょこちょこと運ぶ程度です。

さて、その下請け会の総会ですが、毎年2月に集中します。総会の後は新年会・懇親会といった飲み会となります。胃薬が必

要なシーズンを今年も迎えてしまいました。体調を整えて、次の総会に備えましょう。

それではまた。 街道でした。