金沢っぽいカンナ


先日新しいカンナを購入しましたーーー!!(^○^)

これから確実に、10年以上は必ず使えるかなりイイものです。

みなさん、「カンナって買ったらすぐ使えるもの」 って思っていませんか?

箱からだして削ろうと思っても、良いカンナくずなんて出るはずがありません!!!

段取りが必要なんです。

 

どの仕事も同じですよね?

道具もそうです。

今から簡単に仕込みの説明していきますね。

まず、刃物を台から外します。

初めはとても硬く、刃物を外すのにも手こずるのが普通です!!

次に鉛筆で塗りつぶすように、色を付けていきます。

なぜ?  ・・・・・・かというと

こんな感じ。

鉛筆の色ついた所が、きつく当たっている部分なので少しずつ削っていきます。

これを何度かくりかえし。

硬すぎるとカンナの台が割れてしまい使い物にならなくなってしまいます(T-T)

かといって

削りすぎもNG!!!

堅い木材を削ろうとしたりすると木材に刃物が負けてしまい、いいカンナくずがでません。

この作業、はっきり言って地道---なんです。でもとても大事!!

その次、立カンナ(台直しカンナ)で木材の接触の面を削ります。

この面、真っ直ぐに見えてそうじゃないんです!!

実際当たっているのは、刃先と一番下の部分だけなんですよーーー。

やっと

思い通りにカンナの台を直し終わり試験削り終了。

 

これだけでは面白くないので・・・・!?

 

 

じゃーーーん!!!

レーザーで梅鉢柄を彫刻してみました!!

金沢っぽいでしょ?

もう一つ、彫刻したのには理由があり彫ったとこは滑り止めの役割もあるんです。

これを見た腕のいい大工さんには、「大事な道具に彫刻なんて」って怒られてしまうかも・・・・・。(*_*)

 

今日、早速使ったらいい感じ―ーーー(*^^)v

 

ウチにしかない。世界に一つしかないオリジナルのカンナの完成です!!!

自分たちが使いやすく、味わいを出しながら何年も大事にしていきますよ。

 

加工センター 中澤(^-^)